「人は何故、音楽を心に響かせるのか」/ 予備名 【UNSHAPE Art Festival】
【作者情報】
•予備名 (ショップ名:to the lilac ...) •instagram:yobiyobina7138 twitter:saisaisaiga7138 •minne:https://minne.com/@yobiyobina SUZURI:https://suzuri.jp/yobiyobina 【作品情報】 •『人は何故、音楽を心に響かせるのか』 •イラスト(1668×1668pixels iPadpro) •構想2・3週間、制作1日
•テーマ
音楽と人が共鳴するのは何故か。
•作品に込めた思い
音楽はその情景を彩り、人に感動を与え、一瞬をドラマチックに仕上げる。
音楽は心に響くものと思ってきた。
しかし、聴き手によって、その感動の
質や程度は大きく変わっていく。
これは、音楽が人に一律に感動を与えているわけではなく、聴き手である人が音楽を用いて心を響かせているのではないか。
あくまで感動は脳が受ける刺激から生まれる。音楽への能動的な関与によって心が揺れ動き、感動となる。
では何故、人は音楽を用いて感動を求めるのだろうか。
作品のこだわり自身で気に入っているところ
色彩。音楽を聴くことによって得られる違和感や、フィット感を表現した。
自身でもっとこうすればよかったというところ
描き込みが足りず、音楽自体の複雑さ、感情の複雑さを表現しきれなかったと思う。
着想/インスピレーションはどこから湧きましたか
テーマが音楽と聞いたとき、ミュージカルを思いました。情景を彩るだけでなく、感動を与える音楽と、それを受ける人間との関係を知りたくなり、いくつかの論文を読みました。中でも「音楽を聴くということの心理学的意味を考える:心理学からのアプローチ(<小特集>何故音楽は心に響くのか?:音楽への科学的アプローチの現状)」という、日本音響学会誌の論文を読み、イメージが湧いてきました。
テーマ「音楽」に対する解釈
テーマに対する解釈としては、今回、心理学を履修した者ならではの見方をしてみました。音楽を聴く、つまり認知のはたらきによって、音楽は成り立ちます。これは、人が受動的に音楽を認知し、勝手に感動しているわけではなく、人が能動的に音楽を認知し、自らの判断で感動を促しているのではないかと考えられます。
ではなぜ、人は能動的に音楽を認知し、感動することを求めるのか、それはまだまだわからないままです。こう考えていくと、音楽だけでなく、人間というものに大変興味が湧いてきます。
制作/制作方法
iPad pro(使用アプリ:MediBangPaint Adobe Fresco )
作品を観た方から寄せられた感想一部抜粋
・心臓が脳が血が。分からない何かが体内を循環してるような、連想して凄く心が躍った。
・人間は音楽を聴覚器から情報として捉えて脳で処理されているわけですが、このような理論で説明出来ないエモーショナルな要素も非常に多く、"心に響かせる"という点に私が音楽に対して持つイメージと重なった。
・"中心の白は自分の大事な部分。それを補う周りの暖かみのある色彩が自分以外の大切な何か、1人ではなく、関わる人や物がより一層、自分の人間としての厚みや温もり、家族や友人の支え、この作品には自分は孤独ではない、そんな愛情を感じ取れました。"
・アブストラクトだけれども、耳で聴くのではなく、頭、身体、感覚、そういうもので感じるものというのを伝えてくれる前衛的な作品
UNSHAPEのArt Festivalに参加した感想
めちゃくちゃ貴重な体験をさせていただきました!たくさんの描き手の方々と並んで作品を出すということで、自身の足りないところを多く見つけることができました、、、。わたしにとってまだまだ絵に対するプレッシャー、責任というものがすごく足りていないと感じました。
変に意識しすぎて、ヘンテコな絵を何枚も描きました(((結局描けたものもある意味ヘンテコですが、、、)))。作品を提出する際に、運営の方にも言ったのですが、すでに悔しいのでリベンジをさせてください。次回があればぜひ参加させていただきますので、その時はまた、運営の方々をはじめ、閲覧してくださった皆さん、何卒よろしくお願いします。
【活動PR】
普段は配信アプリspoonで音楽配信を聴き回ってます。その合間にいろいろな方のアイコンを描かせてもらっていました。最近では、SUZURIやminneでグッズやイラストの販売をしております。
『to tha lilac』ショップ名です。ライラックの花言葉の通り、「思い出」「友情」「初恋」「青春の喜び」「無邪気」それぞれを大切に、人生の一瞬を表現できるような似顔絵師になりたいと考えています。オーダーの際、プロットやタッチなど、細かくご相談になりますので、気になった方は各SNSにてご連絡ください。
また一方で、自身が感じる『人』というものをinstagramの方で描いていきますので、そちらも併せてよろしくお願いします。
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