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Coffee Magazine 172 vol.9

皆様こんにちは。今回のテーマは

【 ブレンド 】についてです。


このコラムを読んでいる方ならもうお分かりかと思いますが、コーヒーはシングルオリジン、ブレンドの二種類に分けられます。

皆さんはシングルオリジンとブレンドのコーヒーどちらが好きですか?

最近はシングルオリジンについての内容を中心にお話していたので、今回はブレンドの世界を覗いてみようと思います。


今回の曲



Index

  1. ブレンドの世界

  2. ブレンドの種類

  3. ブレンドを作ってみる


ブレンドの世界


馴染みのお店でラーメンやカレーなどを食べた時に『ん??あれ?』っていつもと味が違うように感じたことありませんか?

コーヒーも同じ事が起きてしまうんですよ。

コーヒーは農作物なので、天候などの要因で味が微妙に変わってきてしまうのが原因です。


だからこそブレンドが必要なんです。


それぞれの豆の分量、ロースト加減をみながら少しずつ変化を加えて絶妙にブレンドをする事で『あーこれこれ!』って味がブレないように調整していくわけです。


ブレンドはカップの中での仕上がりを想像する事から始まります。

ひとつのシーンからインスピレーションとなる事もあります。バレンタインのスイーツと合わせる為に作られたり、クリスマスの特別なディナーにぴったり合うブレンドがあったり。

中には特定の淹れ方で引き立たせる様なブレンドもあったりするんですよ。




ブレンドの種類


ブレンドの種類は大きく2つに分けられます。


まず一つ目はプレミックス ( プレロースト )

これは焙煎前にブレンドをする方法です。

生豆の段階でブレンドしてから焙煎する事で、シングルローストの表現が強調されます。

同じ加工方法を行った豆同士はこの方法が適していると言われています。


そして二つ目がアフターミックス(ポストロースト)。

焙煎後にブレンドしたコーヒーは淹れた時に、様々な焙煎の味わいが複雑に表現されるのが特徴です。ひとつのローストカーブではブレンドする各種類の風味が引き出されない場合があるんですけど、そういった時に用いられるブレンド方法です。


実はブレンドコーヒーには決まったルールはないんですよ。

しかし、多くの豆を使うことは非常に難易度も高く、それぞれの持ち味を活かせない場合があるので一般的に3~5種類の豆をブレンドする事が多いです。



ブレンドを作ってみる


ここでは自分でブレンドをする際のヒントをお伝えできればと思います。


以下はあくまで” 僕が “自分でブレンドをする際のポイントです。


  1. 完成のイメージを持つ

  2. 3~5種類コーヒーを選ぶ

  3. それぞれのコーヒーをストレートで飲み、特徴を知る

  4. 配分を決める

  5. 好みの味になる様に調整


ここからは少し細かくそれぞれのポイントについて説明していきます。


1.完成のイメージを持つ

まずは飲みたいコーヒーをイメージしてみましょう。

香ばしさを大切にしたいのか、爽やかさが欲しいのか、飲みやすいものがいいのか。

その特徴を引き出す様にコーヒーを選んでみるとその味わいを引き出すのにピッタリの豆が決まってきます。


2.3~5種類のコーヒーを選ぶ

以下の4つのステップで豆を選んでみましょう。


①味のベースとなるコーヒーを選ぶ(ラテンアメリカ産のコーヒーがおススメです。コロンビア、グアテマラなど)

②ベースのコーヒーと正反対の特徴を持つコーヒーを選びます(風味に幅を持たせます)

③ベースのコーヒーと似た特徴のコーヒーを選びます(味のバランスをとります)

④味にアクセントをつけるようなコーヒーを選びます(特徴的な風味があるといいです)


3.それぞれのコーヒーをストレートで飲み、特徴を知る

それぞれがどんなコーヒーか知らないと味の想像がつかないし、バランスが決まりません。

飲みやすいと思うのを中心に考えていくと、それと正反対なもの、そのコーヒーにないフレーバーがよりわかりやすくなります。


4.配分を決める

配分に答えはありません。

中心となるコーヒーの割合が多いとまとまりやすくなるので、

4種類でやる場合は①:②:③:④=4:2:2:2ぐらいの割合でやってみるのもいいと思います。


5.好みの味になる様に調整

ここまでの工程でブレンドをしてみて、思ってる感じと違うなーと思ったらまた微調整をしていく。これを何度も続けていくんですよ。



これがブレンドの努力なんです。



一つのブレンドを作るのに皆さんの想像を遥かに超える人と工数と時間がかかります。

毎年収穫した豆の味が微妙に変化する中で、微調整を繰り返しながら同じ味を守り続けるところにロースターの想いを感じますよね。


変わらないものを作り続け、守り続けるって思っている以上に大変なんですよ。


生産者、アグノロミスト(農学者)、ロースター、バイヤーそれぞれに感謝の気持ちを持ってコーヒーを飲んでるのもいいですよ。


コーヒーの事がもっと好きになるはずです。


次回の配信は3/29(予定)です。次回もどうぞお楽しみに。


Coffee first. Schemes later.
まずはコーヒー。考える事は二の次。

UNSHAPE 藤色のトキ


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カフェ業界に長く勤める代表 藤色のトキが送る

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